酔っぱらい

酔っぱらい


魚屋の隣は酒屋

朝から立ち飲みの営業してる

そんな時間から呑む輩は多分私の仲間

見てるとイライラする

見てるだけですまなくて

いろんなもん持って何回もくるオッサンもおる


今日はいちごをもらった

八百屋で買ってた

またふらふらときて、今度はたこ焼き置いてった

またまたふらふらときて、娘さんにお子さんのお菓子やら

花束やら、饅頭やら、ワンカップやら

一度でなく何回も何回も


寂しいんやろな

あのとろんと座った目を見て

酒臭い呼気に触れてるとイラつく


まずオカンを思い出す

その次に自分

でも泣きの酒をやる自分より

あのオッサン達の方がよっぽどいい酒飲んでると思うと

むっちゃ恥ずかしくなる


最近見なくなった別のオッサン

しまいに死んでんちゃうか!?

と心配になる

あのオッサンもムカついたことあるが

笑顔は可愛かった


肝臓にいいからと蜆を買いにくるオッサンには

そのくらいの蜆ではおっつかんぞ

と突っ込み入れたくなる


だいたい朝から立ち飲み営業する酒屋がおかしい

今日は背広きた若い連中がやたらとぎょーさんいてた

行き着けのスーパーにトイレ借りに行ってた

酒屋も飲ませるんなら出す方も自分とこでしろよな


あ〜イラつく


でもふと妄想の世界に入るのは

寂しいオッサンと同じくらい寂しい私も

一緒にとことん飲んでみたい

オッサンも逃げ出すかな?(苦笑)


無駄に疲れるわ