葬式という儀式1

日記を書けませんでした…。
やはりショックが大きかったのか活字も頭に入らないし
書くという行為が出来なかった
やっと娘の昼寝している今(4/26)取り組む気になりました

「ボク」が到着してからしばし弟と彼女と思い出話
パパはもう寝ていたので気兼ねなく話が出来た

  安らかな顔をしていた

最後の方で苦しかったのか
弟は「ボクに思いっきり噛まれた。」と言って指を見せてくれた
血豆になっていた
ボクの体がなくなっても、しばらくは弟の体にボクの生きた証が
刻まれた

私も随分会いに行っておらず、数ヶ月前に会ったのが最期だった
お互いの都合があわなかったり、風邪を引いていたり、腰痛だったり…。

車では弟の近所の親友の家にほとんど毎週行っていたのに
弟に無理にでも会わせて貰えばよかったと後悔

明け方5時頃ふたりは帰っていった
弟が「少し死臭がしてきているからベランダに出しておいた方がええわ。」
ということでそうした
パパは動物があまり好きでもないし…。
 
しばらく寝付けなかったので朝まで飲んでいた
タバコを吸いにベランダに出て横たわるボクを見て
「ボク〜、ボク〜…。」と泣きながら呼んでいた

パパが寝る前にネットでペット葬をしてくれるところを探してくれていた
本日の午後2時。お別れ…。

朝パパを送り出すときに日が当たるともっと匂いがしてくると思うので
家に入れてもらった
大きい子だからひとりでは辛かったから

しばらくして外を見たらカラスが飛んでいた
ボクを見つけていたようではなかったが家に入れておいてよかった

なかなか起きられず、子供にパンだけ与えて着替えをしておいてもらい
なんとかかんとか幼稚園へ送っていった

家に一人になってボクの遺体といるのは少し居心地が悪かった
空虚感が押し寄せていた…。
  
                              つづく