麻痺1

感情が麻痺してる


娘がサザエさんの歌を知っていた

私が口ずさんだ時に間違った歌詞を
「ちゃうやろ?」

とツッコミ入れたのだ

娘に何故と問えば
「知ってるよ。一人でずーっと留守番してた時
テレビつきっぱなしで、何か変な番組終わったらやってた」
 
娘が4歳

幼稚園に上がった年だ

私はパチンコにハマった


パパと出会った時に教えて貰ったパチンコ

二十歳の時は独り暮らしを始めたばかりですぐ余裕がなくなった
 
でも次は違った
 

余裕はないが感覚がおかしくなっていた


僅か4歳の子供を家に残し何時間もパチンコに明け暮れてた

パパも一緒に遊んだ

2人して負けた

借金100万作って私はギャンブルから足を洗う事に

けれどパパはまた100万の隠し借金を作るまでやり続けた


パパがギャンブル依存症と言う事もあり

私自身がギャンブル依存症であると言う事も忘れてはいない

しかし7歳になった娘の口からパチンコに行っていた

空白の時間、酔いの時間の出来事を聞かされ

感覚、感情の麻痺を思い知らされた


今日はクリニックの日だった

診察でも順調にご飯も作れてる事も報告

まだ足元は安定してないがやっとパパのギャンブルの事も

弟の事も手放せている状態だと言った

先生も
「周りの人達にはやる事はやってきたもんな」

と言われたと記憶する


パパにはGAを、弟には最後通告を

ただあえてと言うか目を背けた私自身のアディクション

取り除かれた訳でもなく悪癖と言うのは染み付いてて

娘に当たったりする

この自分と言う、傲慢で尊大なわたしと言う人間が

人として回復出来るまでには、生涯かかるだろう


鬱の期間が長い為

それを言い訳にして人生の棚卸しからはまだ逃げている


6日に失敗してからまだ酒は飲んでない

でも酒瓶は手元にある

昨夜は発泡酒の代わりにアイスクリームを要求した

2個も食べてしまってまた肉がついた

サッサと生理がきて治まってくれたらいいのに

体も私の都合には合わせてくれない


切望した鬱からの解放が来たのに逃げている

感覚、感情が麻痺してる


(続く?)