基礎講座 修了

アルコール依存症は人との関係を壊す!?』
 
 
アルコール依存症にとって、というよりむしろすべての人間にとって
 
「孤独」を感じる時というのは本当に苦しい
 
自らが望む孤独でなく、知らない間に孤独な状態になっていたという経験が
 
多くのアルコール依存症が経験している
 
 
1.アルコール依存症の進行に伴う人間関係の悪化
 
 1家族との関係の悪化
 ・酩酊時の暴言、暴力(物に当たるのも)
 ・酩酊時の行動、言動によって
   泥酔保護(私はデパスでやりました…。)、玄関で寝てしまう、失禁、
   しつこくからむ、寝かせない(酩酊してなくてもやってます…。)
 ・経済的問題
   借金、生活費の困窮
   家庭内の役割喪失(家族は飲んでいる姿しか見ていない)
   家族間の基本的信頼感の喪失(嘘をつく、約束を守らない、会話が無い)
    本人は酩酊して忘れているから「何の事?」状態で薄ら笑い
    家族はしらふで鬼の形相
    私って、両方経験している貴重な人間…。
 
  子供は特に敏感
  本人や家族が隠していても分かる
  子供は友達を家に呼びたくても呼べない
 
 
 2職場での人間関係の悪化
   職場の人もあの人は「飲んでて当たり前」で回りも問題に気付かない
 
 3近隣や友人、知人との関係の悪化
   始めは皆付き合ってくれていてた友人もいなくなる
   孤立、孤独(ひとり酒)
 
 
2.人間関係の回復=まず飲まない事から始まる
 1アルコール依存症は家族も巻き込む病気
  結果、家族も病的な状態に陥る
  家族自身の回復も必要
 
  子供は受けた傷は大きいので酒を止めている姿を見せていくことが最優先
 
 2職場や友人、知人との関係
  付き合いを理由に飲み続けるといずれ死に至る病
  自殺行為にも等しい飲酒でトラブルそしてまた…。と悪循環
 
 人間関係の回復には時間が必要
 少しの間止めているくらいでは信用されない
 それだけ傷ついてきている
 
 焦らず地道に努力、まず飲まない
 分かっている事でも人と話す
 自助グループや院内ミーティング、診察、ワーカーとの面談も利用する
 新しい人間関係の構築
 
 
最後の日に再確認するのに役立つ内容でした