なにもかも 2

(続き)
 
 
淋しい
 
今は元気があるから人と関わる事も多いのに、それでもやっぱり淋しい
 
院内のアルコールだけのミーティングはクロスアディクトの仲間も
 
参加してるけど、殆どが単一のアル中の人ばかりで分かち合いを聞いていても
 
逆にしんどくなる時がある
 
今までにも何度も子供の立場にぶっ飛んで、ひっくり返りそうにもなった
 
でも、ほんまにまたひっくり返りそうな気がする
 
 
ワーカーにパツンパツンだと相談したら、今の私であればミーティングを
 
2週間に1回にするとか調整してもいいのでは?と言われた
 
でも、お墨付きをもらってもサボるという気がしてならない
 
AAにも殆ど行かず、院内ミーティングにも参加しなかったら
 
スリップするのでは?という不安と、何よりも仲間から置いていかれるという
 
焦りが湧く
 
日々、成長して回復していく仲間を見て、嬉しいけれど淋しくもある
 
私は成長できてない
 
 
何処かで違いを感じてた
 
多分、アルコール依存症であってもボーダーでない人達と私との間には
 
大きな隔たりがある
 
一般の健常者と呼ばれる人達は、こんなにも自分が何者であるか分からないとか
 
居てもたっても居られなくなるほど淋しくなるとか、ないんではないか?
 
アル症の仲間でもソーバーがある程度ある人では人間関係も再構築されていて
 
一般の人に近いんではないか?
 
そう思うと私とはスタート地点が違うと思った
 
 
こんなに充実してるはずの毎日なのに、なんでこんなにも不安なのだ?
 
なんでこんなにも淋しい?
 
 
いつからこんなに自分に自信がなくなって、孤独だと感じるようになったのか?
 
思いつくのは5年生でシカトされてから
 
それまであんまり裏表のない人間だった
 
大人になったと言えば聞こえはいいかも知れないが、ずる賢くなっただけ
 
会社に入って先輩から睨まれて、顔色伺いに拍車がかかった
 
睨まれるまでは鈍感だったから、人に疎まれる事ってどんなこととか
 
分からなくて、一杯失敗した
 
だからもうこれ以上傷つくのは怖い
 
 
(続く)