いつまでも 1
暑さ寒さも彼岸までと言うのに、いつまでも寒い
光熱費もかかるし、一人の時は暖房も気兼ねするが
なんせ、ひ弱故に風邪を引くと医療費がかかるわ、しんどいわなので
結局暖房はつけている
なら、最初から悩むだけ無駄なんだが、気兼ねはするのだ
いくら旦那に家計を返したからといって、好き放題浪費は出来ない
損な性分だと思う
昨日は一日中眠かった
仕事中もあくびばかり
書類で隠してしていたが、きっとバレてるわな
帰って少しだけ寝たかったのだが、母のことでいろいろ電話したり
連絡待ちしてるうちに時間が過ぎてしまった
ただ待ってるのも無駄だから、だるい体に鞭打って、洗濯機を回したり流しの片付けをしていた
ある程度の時間がきたら風呂も追い炊きして入っておいた
また後からだと、次の日休みだし嫌になる
翌日頭が臭ってきたら、自分で憂鬱になるし
やはり外へ出るのも嫌になるから、入っておいた
ほんとにぐうたらなので、風呂が面倒で仕方ない
女捨てた弊害か
眠くて眠くて20時半には布団に入った
1時間くらいで寝付いたが、トイレに行きたくなって眠りが浅くなってから気がついた
喧嘩してる声がする…。
下の部屋のご夫婦が、どうやら夫婦喧嘩中
全ての会話までは聞こえないが、こちらも床に転がってるからある程度聞こえた
旦那には
「良かった〜♪いつも下にうちはうるさいからと気を使ってたけど、下もうるさいわ〜♪」
「だって私、トイレ行きたかったとは言え、起きたも〜ん♪」
なんか安心したのである
旦那は
「うちよりはマシやろ?」
「モノは壊れてないみたいやけど、奥さんかなり発狂してるで♪」
他人の不幸を喜んでるのではない
よそも喧嘩するってことに安心しただけ
下にはほんとに気を使ってきた
それでも気まずくて会っても挨拶するのもビクビクしてる
私が気がついたのが23時半
1時を回ってもまだ揉める声がしてたので、うちだけが特別うるさいってこともない
そして相手に知らせやしないんだが、気兼ねしてる相手の声で寝られませんよ〜ってことに安心したのである
嫌な奴だがいいのだ
それだけビクビクしてたんだから
続く