奇跡の日1

躁状態に入った叔父
保健所の人が昨日、訪問してくれた
「受診しましょう」の誘いは思ったとおり蹴られた
もう放火騒ぎになり、警察沙汰になるのを待つしかないのか
そう覚悟した

 
昨日の朝に続き今朝も7時半に電話がなった
叔父に精神科の受診を打診してみるとそこそこの感触だった
「なんか喰わして〜」
とかかってきた電話
叔父の救助信号だったかもしれない

私は急いで何日も作らなかったご飯を作った
9時がきて保健所に連絡したり、祖母、もうひとりの叔父などに
連絡した

もうひとりの叔父もこちらまで仕事を休んでくるつもりをしていた
刺激しないようにと待ったをかけた

一昨日、私のカウンセリングを保健所でしてもらった
その先生に診てもらうべくタウンページをめくる
休診!
パニックになった
せっかく叔父が、父のような叔父がその気になったのに

頭は激しく回転する
昔生き残るためにそうしたように
自分もクリニックに行くつもりをしていたので
同じクリニックに行くことを思いつく
アルコール依存症の家系なのでその疑いも多少あるからだ

叔父がきた
ご飯を食べてくれた
保健所に電話しながら作ったしょうが焼きは焦げていたが
歯が悪いことしか言わず、まずいとも言わず食べてくれた

10時前
クリニックに電話
午後5時からの診察しか時間が取れないという
またパニック

結果的には診察時間を長く取っていただけて
他の患者さんには迷惑をかけたが叔父にとってはよかった

昼間に38度2分まで発熱し帰りたがったのを
薬を飲ませて「行こう」とお願いした
私がコントロールしたという思いもあるが
確かに叔父は自分の足でタクシーに乗り込んでくれ
病院に行ってくれた

それだけでも奇跡である

カウンセリングをしてもらい叔父から同席を許されたので
聞いていた
確認されたとき意外は口を挟まないように
診察もそうだった
先生も沢山時間を割いてくださった
感謝である