ほんまにびょーきなの?1

今日は娘の遠足

晴れてくれて助かった

嬉しそうに家を出た


私は二度寝できそうにないなと思いつつ横になってた

アラームで起きた時忘れたけど夢を見てた

寝てたようだ


クリニックに向かい点滴をして貰って診察

先生に
「薬は増やさずいくで?」

と言われた

飲んでも効かない薬なら飲まない方がいい

「死にたいばかり考えてます」

と言うと
「だけど絶対死んだらあかんで」

と言われた

そんな風に言って貰えるとは思ってなくて

後から嬉しくなった


調度叔父も来て会えた

2週間に一度にして貰ったようだ

少しご飯も作ったらしく鬱が前より軽減されててよかったと思う

煙草を吸いながら色々話した

コーヒーを作ろうとするもお湯の出し方が解らない叔父

ポットの前で困った顔してるのが可愛いかった

ロック解除を教えてあげた


ミーティングのテーマは
「見捨てられ不安」

昭和60年の事から話した

母が初めて精神病院に入院した時の事だ

頭は丸坊主、裸で外を歩く、暴力的…。

躁状態だった


3つ下の弟はすぐに順応した
「私は狂ってない!」

と言う母の言葉

私は6年生でおかしいと思いつつ恐さと見捨てられ不安からついて歩いた


お金がないのに商工会議所の側の国際ホテルに泊まった

火事になった時の為の対処としてガラスを割ることやら毛布を風呂水に付けたこと

ベットのクッションを下に投げる事など怖い事ばかり教えられた


お腹が空いても梅干しとコーヒーしか母は買わなかった

ひもじい

初めて経験する事だった


近所の喫茶店
「お金ないけど子供に何か食べさせて」

と母が頼んだ

私と弟は一番安いトーストのセットにした

でも出てきたのは定食

店の人が哀れんだか
「もしかして恵んで貰った?」

と弟とこっそり言った


母は宝石を広げだし他の客の邪魔になるからと言われ揉めてた


最後の10円玉で叔父に電話をかけた母

タクシー飛ばして来てくれた


(続く)