パワーを使い果たした2

「社長としてメンタルな病気抱えて仕事なんてでけん」

と言われ
「よく解りました」
「じゃ会社出なくてもいいです」

と言った
「どないして食ってくねん?」

と聞かれ離婚も頭に入れてた
「後から考えます」

とだけ言った


すると
「とにかく必要ない」

の一点張り

パパが行く前言ってた
「鬱の時も解って貰えへんかって次の日来いやで」
「どんだけしんどかったか」
「お前の事も何回言うても解らん」
「絶対解って貰われへん」と


だから
「解って貰えないんですね!」

と私は言い放った
「解って貰えないんですねって解らん」
「こいつは病気なんかちゃう」
「わしかて最初の頃は何年も家に金入れられへんかった」
「受診するなら会社閉めるわ」

とまで言われた


行きの車でパパは言った
「俺何でこんな事すんのか解れへん。仕事はちゃんとしてるのに
借金したり家の金盗んだり」
「自分でも自分が解らん」

と言うから
「だからそれが病気やねんて」

とパパに言った
「私が守ったる。愛してるからなパパ」

と玄関を開ける前に言った


けれど結果はこの通り
「お金の事は心配せんでええ。こいつが返して行くんやけどな」
「とりあえず借金は何とかこっちで考える」

私はもう泣きが入ってた

人は変えられないんだと噛み締めながら…。


私の境界性人格障害も話した
リストカット、アルコール乱用、薬の大量服薬…。鬱状態

お義母さんも
「今悪循環になってるのよ」

私は
「だってお金支払い出来ない!」

義母が
「くじらのすけちゃんは小さい時から苦労したからお金が無くなる
のが怖いのよ」
「可哀相にな〜」

と背中さすってくれた


私は泣いて、泣いてした

肝心のパパは殆ど黙っていた


娘も0時過ぎまで突き合わせた


そして今日

二度寝してからメールする気力もなくしばらく返信出来なかった


(続く)