母に面会1

母に会いに行ってきた

娘が生まれてから昨年まで、年に一度

七夕行事化している

今年は正月休みにも行ったから2回目

この前届いた母からの手紙で普段忘れている母の存在

やはり母が気がふれている現実を突き付けられて

悲しくて号泣した

だから会えばまたブレるか怖かった


朝はパパがなかなか起きなかったから先に食べようとしたら

起きてきた

洗濯も済みパパにお願いして行く事にした

魚屋スーパーで刺身を買った

お寿司を買うと昼ご飯の後で腹に入らずネタだけ食べる状態だったから

病院暮らししてたら生物は殆ど口に出来ない

クーラーバックに保冷剤を入れて持ってった

母はとても喜びツマまで完食

刺身は4種類4切れずつ

飢えてんなぁ〜


娘はパパにへばりついておばあちゃんにはあまり近寄らない

母が
「○○ちゃ〜ん。おばあちゃんと全然お話ししてくれへんな〜。」
「こっちおいで〜。」

と猫なで声で娘の腕を捕まえた

車椅子から落ちるんちゃうか!?てくらい動作が早くて焦った
「大丈夫や〜」

と言うがびびった

私も娘が思いっ切り抵抗するのが可笑しくて腕を捕まえ母に近づけた
「怖い?」

と聞いたら
「ん〜う〜んん」

と首を横に振るがめったに会わないから照れているのか

それとも異様な祖母が怖いのか

少し話しただけだった


母はパパも言ったが比較的安定してた

田舎に病院建てる話しはまたされたけど

途中で何とか出来ない事を納得させようと私は言葉を並べ立てた

でも母は妄想の中で生きている

苛々してきたので
「もうこの話しは止めよう」

と話題を変えた

後から思ったがいい選択だったと思う

変えられないものだから

母の脳がどんな理由でこうなったのか?

それとも心の問題なのか?

どちらにせよ正気になる事は期待出来ない


なんだかんだ話して1時間程いた

娘が
「暇や〜」

と言い出し帰宅の途についた

母に帰り際
「ここ精神科ちゃうねんな」

と小声で確認したら頷いていた

分かってたのか

でも一人で退院出来ないのも理解してた

弟にも「一生のお願い」の手紙を書いたようだ

返事なくてぶーたれてたが


(続く)