金曜日のグループセラピー 2

(続き)


関わりたくないのに分かち合いをして心に響いてくるとは書いてる事が矛盾しているが

深く関わりたくないけれど、人間てのはやはり本能的に人を求めるものであって

この先避けて通れる道でない事も心のどこかでは理解している

後は歳を重ねて、経験を重ねて行くしかない

恐々でも


酒を飲む自由はある

パパも
「飲むな」

と言わない

アルコール依存症と言う病気を全く知らない訳でもない

世間の人よりは

アル中の心理は分かるはずもないが


娘に
「かぁちゃん今からパパのウィスキー飲むねん」

「ふーん…。」

「パパの分もぜーんぶ飲むねん」

「ふーん…。」

「飲んでかぁちゃんのお母さんみたいになってまうねん」
「さあ、飲もっかな〜?」

「じゃ、飲めば〜」

フリーダム!!(笑)

いや、娘にこんな情操教育に悪い質問はしてはいけないのは分かっている

してはいけない事と言うのはしてみたいのが困る

娘に対してパパの悪口や経済的な愚痴も聞かせるべきでない

配偶者の役割を担わせてはいけないのだ

分かっていてもその境界線を越えてこんな事をしてしまう

父の悪口を散々言って私に真実をねじ曲げて伝えた

ネガティブマザーの典型の母

それと同じ事をしているのだから

これが子供の心の成長にどんな影響を及ぼすかは

カウンセリング施設でのワークでプロセスした事によって分かったはずだ

数ヶ月前にこれをした時の娘の反応が上の通りだったのだが

あれから随分経ち、こんな質問等していないのに酒の話しをすると
「かぁちゃんは酒ほんまには飲んだらアカンで…。」

と私に言う娘

私は唐突さに驚きながらも
「飲まへんようにするで」

と返事する

絶対飲まないとは言えないのがこの病気

ただ、自信はないのだが、薬に対する依存度より

酒は低いのだろうか?

止めるのはそんなに辛くない

衝動的に酒を飲むより手首を切る方が私には現実味があるからだ


看護長が言ったように飲む自由もあるけれど、飲まない自由を選ぶ事で

得られるものの大きさを私も知ってみたい

先行く仲間がいるおかげでそう思える

希望だな