心の隙間を埋めるもの 8

(続き)


結局、アディクションに逃げても何も解決しない

今回はあまり支障がないアディクションで今のところ済んでるから

事態は悪化してないが、これが薬やアルコールにスリップしてたら

体がしんどいだけでなく、心はかなり落ちるだろう

処方薬はもう酔えるものは持ってないから、酒に走るかも知れない

以前も書いたけど、アルコールに対して無力だと認めるのに

あんなしんどい思いをしたから、飲酒欲求を我慢する方が

ずっと楽だが


とにかく今までのやり方を使っていたら解決しないのは

ミーティングを通して身にはついてきた

何も進歩してないけど、買い物した後からでも気がついたことは

進歩なのかもしれない


診察で先生には弟の彼女自身に相談出来るところが必要だと思うと

告げたことを言った

先生は
「ワーカーでもアディクションについてちゃんと知ってるものでないと
巻き込まれる」
「それは本人の自立を助けることには決してならない」

と言った

私も母がアルコール専門クリニックに繋がって家族教室で学び

アラノンにも行った

その中で手を出すことは本人が飲むのを助けてることになるとも学んだ

今までの自分の生き方を変えないといけない

それは容易ではなかった

結局、実家を出ても私は自分の面倒を自分でみることが出来ずに

鬱になった

パパと出会ってすぐに依存した

ずっとジェットコースターに乗ったまま

母親との生活であった刺激に満ち溢れた生活が恋しかったんだと思う

普通に遊ぶだけでは満たされず、依存物質や人を探した

結局、心の隙間を埋めるのはアディクションでも埋められなかったと

後悔した時にはアディクションを手放すのがかなり困難になってた

あれだけ普通を望んでたはずなのに


ワーカーにも夕方電話して言われたのは
「今回の状況が弟さんにとって必ずしもマイナスと言う訳では
ないと思うんです」

回復する為に助けてくださいと心底、自らが動いて変えていく為の

チャンスだと言う

確かに私もそうだと思う

だから前々から彼女には、弟の手助けをしないて欲しい

自立を阻むから

と言ってきたのだ


(続く)