捉われ 2

(続き)


子供ん時から大好きな叔父やから

昨夜は眠れたらしいが、その前の日は眠れなかったらしい

昔よく行ってたお好み焼き屋のおばちゃんが亡くなったから

今日が告別式だった

ふたりとも行ってないけど

やはりブレたんやろな

叔父は障害年金の身で香典が包めない

礼服もない

以前、私の実家の向かいのおばちゃんが亡くなった時は

旦那さんとも面識あるからパパの礼服を持ってった

でも人ん中に行くのも嫌だと言う

自分の今の状態はほんまはしんどいんだと思う

どこでこんなことになったんか?といったことをたまに言う

私のオカン(叔父にしたら姉)が路上で裸になってると

行きつけの一杯飲み屋で聞いた後、それを伝えた人と喧嘩したらしい

あのオカンを見てから何とも言えんことが叔父の中で起こったと言う

発病の引き金だった

それから繰り返し繰り返し

今、退院してからクリニックに通ってくれてるのも奇跡

いつも続かない

私の叔父だと知ってる人たちは叔父が鬱の状態しか知らないと

思うけど、次会ったら顔付き変わってると思うと言った

私も2日に見ただけなのでまだ分からんけど

今までの垂れ目ではないはずだ


明日、仕事済んだらクリニックで落ち合うことになった

ほんまはひとりで済ませるかな?と思ったが

どうやら私にも来て欲しそうな感じだった

「あんたは何時にくんの?」

と聞かれただけだが

共依存かも知れないけど、今の叔父は家族が付き添わなければ

ダメな時かも知れない

雨が降るのを懸念してたから、こんな時の為に祖母からお金を

預かってることも伝えてなんならタクシーで行ってと伝えた

足腰がおぼつかなくなってからほんまにクリニック通いも

根を上げかけてる

それを叱咤激励してる

あの難しい性格の叔父も素直に聞いてくれてる

やはり躁でムチャクチャにはなりたくないんだと思う

確実に迫る老い

ひとりもんだから不安なんだろう

私は姪だが娘みたいなもんだし

出来ることはやろうと思う

出来ないことは滋賀の叔父に任せるが


ま〜とりあえずは明日薬もらって様子みるしかないわなぁ