オカンの手術 1

今日午前中に手術時間が決まるので、パパの携帯に連絡を

貰うように約束していた

魚屋さんでは携帯では話せないから

てか、今日は娘さんが来なかったので鬼のように忙しかった

休み明けは焼き物が大量にあるから

結局、ラップが追いつかず大将がお造りの手を止めて

ラップしてくださった

「今日はひとりやから頑張ってください。焼き物よーけあるで〜」

って言われてたのに

無能だ


帰り際
「ラップ追いつかなくてすみませんでした」

と謝ったら
「ああ〜そんなん気にせんでええー」

ほんまに大らかで優しい

あんな人を父親に持つ娘さんがやはり羨ましい


んで、12時を少し過ぎてたが洗い物だけして買い物

帰宅したら12時半

それからパパに手術時間の確認で電話をする

でも10時半頃の電話で「来てください」と言われたとのことで

無理だと断ってまた連絡待ちだった

昨日、主治医は
「特に来なくてもいいです。」
全身麻酔の承諾だけまた電話でお願いします」

と言っていたのに

結局、何時間も経ってから電話をもって承諾としてくれた


手術は4時からと聞いてたが、娘のバレエが済んで晩御飯の

仕度をしてたら電話出来たのは7時前

さすがにもう済んでるだろと思ってたが

まだ部屋に戻ってないとのこと

だいたい1時間くらいの手術だと聞いてたので

長引いてるのか聞くと前の患者さんや急患の加減だと言ってた

だから済んだら連絡をもらえるのか一応確認

無理やろなと思いつつ

そしたらやっぱり
「病棟もバタバタしてますから個人に連絡はしてないんです」
「また済んだら先生からご家族に説明がありますから
メールか何かで聞いてください」

と言われた

は?メール?

と思いつつ
「先生にメールさせてもらったらいいんですか?」

と聞くと
「いえ、ご家族さんにです。」

だから
「家族ですけど?」

「他に家族さんいらっしゃらない…?」

と聞く

なので
「はい…。」

で結局電話をもらえることになった


でもそんなつまらないやりとりでさえ思った

他に家族おったらこんな苦労してへんわっ!!

って


(続く)