雉(キジ)の剥製 4

(続き)


やはり何度も繰り返される気違い沙汰に

過去のことが重なるんだろう


そして父も恨んでいる私がいる

母や祖母から聞かされたことが、父の亡くなった継母から

聞かされたことが、現実に私の身にかかってきた時

やはり父は『嫌な奴』になった


仏心を出して付き合えば、おぶさってくる

ただ、親として私が今、生きてることを知って欲しかった

家庭を持ってることなど

けれど父にとって私は金づる

そう取られても仕方ないくらいおぶさってきた

結局、皆が泣かされたお金の問題は父は持ってることが

身を持って体験して分かった

あれから父とは手紙しかやり取りしてない


両親ともに私を利用する

『愛情』を振りかざして

『条件つきの愛』しかくれない

分かったと言うのに私はまだ諦めきれないのか


自分の言葉の端々にコントロールが見え隠れする

パパに対して

娘に対して

気付かない時

気付く時

両方ある

生きにくい


こんな風に最近、過去が押し寄せてくる

次々、次々…。

ほんまに芋づる式

変えられない過去なのに


受け入れるってどういうこと?

手放すってどういうこと?


自分が感じた

怒り、

悲しみ、

悔しさ、

寂しさ、

不安、

恥ずかしさ、


楽しかった思い出が小さくなりすぎて見えなくなった

長い間、永続的トラウマ

トラウマの出来事が未だ続いてるのがキツイ


早よトイレ止まらんかなぁ

早よ寝たいなぁ

昼寝我慢してるのになぁ


ほんまに回復ってなんやろう

とにかく思い出したくもない捕らわれから解放されたい

変えられない過去として処理したいなぁ