こんな中でも

木曜日、退職することになった、実家の頃に

母の担当だった精神保健相談員だった方に会いに行った

後3年と聞いてたが今年1月に電話したら

家庭の事情で退職することになったと聞いた

「携帯はまだ番号そのままやからな」

と言ってくださった

教えてもらったのは娘が1歳の時

娘が肺炎で入院とかの頃だった


精神保健相談員を外れて児童福祉に携わることになった時

一人立ちを余儀なくされた

だから保健所にすら、ほんまに切羽詰まった時しか電話しなかった

それでも15年

関わってくださった

この先かなり不安

そして淋しい

長年関わってくださったワーカーも退職し

今年は別れの年やなと帰り際話した


いろんなことを話した

突っ張って生きてた時のこと

アディクションまみれになったこと

今、回復の道にまた戻ってきたこと


この方は35年程、この仕事に携わってきた方だが

「初めて訪問した時のことは記憶から消せない」
「はあー。凄いな…!って思った」
「猫おったやろ?」

「はい。犬もいました」

に以前は確か
「犬おったやろ」

の言葉聞いたな

「悪い印象でなくて、凄いと思ったんは
こんな中でも人って生きれるんやなあ〜って思ったんよ」

の言葉に大笑い

ほんまに凄い家やと思ってたけど、やっぱり凄かったんやなって

うちだけではないけどダントツ上位だったらしい

「だからあなたがこうして生きてるのは励みになるんやで」



この言葉は度々くださった

その度に
『生きててもいいんや』

と思えた


あの家で生きてきたのに、今これしきのことで

潰れてしまいそう

昔の自分に戻りたくはないけど

あの頃の私が出てこないと乗り切るんは厳しいかな

やっぱり逃げたいし

アディクションに逃げたいけど、意味ないのは

学んでしまった

そしたら他にはもう私の中では選択肢は限られてくる

昔みたいに泣いて親友に電話も出来ない

孤立して行く

私の中の選択肢を選ぶことにならないように

踏ん張れるだけ踏ん張らなね

それはほんまに最後の選択肢やから