共依存の成せる業 6

(続き)


号泣する私を仲間はずっと抱きしめてくれた

もうひとりの仲間もずっと頭を撫でてくれてた

看護長も忙しいのに駆けつけてくださった

少し落ち着いたところだったので

「ちょっとおいで」

と3階にいたからそのまま隣の待ち合いに呼ばれた

「旦那のこと決めた?」

に診察でも言ったように

「今すぐじゃないですよ」
「次また借金作ったら」

と答え少し話した

昼間のミーティングは看護長が担当で

その後にお時間を取ってもらってたからまた後でとなった


それから食べれてなかったので点滴の指示が出てたから

点滴に降りた

先生には
「点滴したことある?」

と診察で聞かれた

は?

となってから笑って

「昨年はしたかどうか忘れました」
「でも鬱やった時はほぼ毎回してました」

とのやりとりをしていた


しかし後になって恥ずかしかった

中抜けはあれど今のクリニックに繋がって12年

周りも考えずに叫んで泣いて騒いだのは

初めてじゃないだろうか?


それから銀行に行った

番号札を取り窓口に並んでいざ通帳を出したら

「これは他行のお通帳です…。」

やっぱり気が動転してたらしい…。

仕切り直してすぐ側の他行へ行き今度こそ引き出した


新札でないから膨らんでどっさりの札束

これが全部支払いに消える

アホらしくて笑けてきた


まずモビットに27万円

5千円くらいの端数がどう入金していいか分からずそのままにした


次にまた他行に戻りアットローンに78万4千円

こちらは全額完済

110万円引き出して手元には4万6千円しか残らなかった

ほんまバカみたい

てか、アホやね


札束、写真撮っときゃよかったな


勿論、パパばかりが悪いんではない

私もアディクションで散々振り回してきた

今だってそうだ

人格に問題あるからボーダーなわけで

アディクションが止まってる時でも飲んでるのと変わらない

生き方に問題があるんだから

これを変えない限りはいくらアディクションが止まっても

生き辛いまま

勿論、アディクション止めるのは大前提なんだが


(まだ続く)