闇 3

(続き)


パパの実家の方面の阪奈道路のてっぺん近くから見える夜景とか

私は初めてのことばかりだし

それからパパも両親が離婚してると聞いた

私も自分の親の話をして

お互いに何か感じあうもんがあった

私は
『この人なら私を分かってくれる』

と直感で思った


フィリピンから帰国しても度々皆で遊んだが

パパにはその時、お客さんで好きな女の子がいたし

私もフラれたが好きな人もいた

私は出来ちゃった結婚をしたその人がまだ好きで

親友もうちに来てパパもいて3人で飲んでた時も

愚痴愚痴と泣き言を言っていた

親友が先に寝てしまい

私とパパだけになり

私は多分既にアル中だったので

アルコールが入ると目はランラン

だけど泣きも入りパパ相手に更に飲む

飲んでパパが寝転がった時に父親か兄って対象だったパパに

酔っ払いの勢いで抱きついたのが私たちの始まり

結局、酒がらみである

お粗末だわ


んで、親友が側で寝てるのだから何かする訳もなかったし

でもパパには乳を触られた

あそこで殴っていたら娘は今頃生まれてない

その時にはさっきも書いたが親友が寝てるのだからそれ以上はない

けど、それをきっかけに二人で会うようにはなったし

あっと言う間に男女関係になった

祖母には
「独り暮らしなんかしたらすぐに腹が脹れる」

と言われたが、ほんまやなぁとも思った

なので避妊はほんまに気をつけていた

責任の取れないことは私はしたくなかったから

恥ずかしいとか思わんかった

きちんと言わないで祖母の言う通りになっても

私には助けてくれる人はおらんかったから


最初の頃は私が泣いたら
「泣くなよ」

とか優しかったが、私の本性を見てからは

勿論、言わなくなり放置

しかも束縛はハンパなく、パパは実家で
「行方不明」

と言われていた

それでも私の側にいてくれたんだよ

あの頃は

私はその先はもっと炸裂していくから

そりゃパパも変わらざるを得ないわな

それでも自分のことを棚に上げてでも私はあの頃のように

側にいて欲しいばかり

それが今の仕事に転職してからは更に叶わなくなった


(続く)