やっと眠れた 2

(続き)


ただ、パパが今回賛同した

私の怒りも理解したのと

パパもずっと腹に持ってるものが同じだったから

ただ、母親に対しては特に私とは違う感情があるのは当然のこと

けど、今まで私がどれだけ文句を言っても

親に言いもしなかった

そのパパが言ったのは起爆剤に会長が火を点けたから

ギアのスイッチを会長が入れなかったら

ここまで急激にことは酷くならなかったとパパも言った

いつかは会社の経営状態のこともあるし

起こった問題ではあったかも知れない

けど、まだ様子が見れるのが真実だった段階でこうなったのは

会長の言葉だったと


けど、それもこれも会長が悪いと思いたかったが

どうやら自立しなさいと言う神さまが与えたきっかけに過ぎなかったように思う

どんなにしんどくても、これを乗り越えないと

またしんどい人間関係は続く

夫婦は揉める

罪悪感はあれど、今さらどうしようもないってのと

仕方なかったってのと

これで良かったんだと

いろんな感情が交錯する

ひとつの関係を無理矢理終わらせる時には

こんなもんなんだとも思う


給料だけでなく義母からは幼稚園の月謝も出してもらった

今だって英語の費用は出してもらっている

今月はパパは苦しいねんやろと言ったが英語代は入ってなかった

お年玉の金額もいつもの半分になっていたから

苦しいはず

あの義母達が金額を下げたのだから

それはさすがに理解している

だからずっと前に英語代はもう断った

大丈夫と先月までしてくれた

今回入ってなくて、怒ってるんだろうか?の恐れも出た

けど、私達も甘え過ぎだった

孫の為とは言え、家庭内でやるべきことを助けてもらっていたのだから

こういったもの全て含めた自立は当たり前で

必要なこと

だから入ってなくて怒ってるの恐れもあるが

良かったと思う

入っていたら逆に困ったし


義母に出来る愛情のかけ方はパパに小遣いを与えることでもあった

いつも金のないパパを手助けしていたのは私だけではない

義母も子供の時に置いて出ざるを得なかった負い目がずっとある


(続く)