説得力のない両親

私もいっぱい嘘をついて生きてきた

母親をだしにしてクラブも休んだ

飲んだ杯数もごまかした

アル中でないと自分をごまかした


パパだって家の中とは言えいっぱいお金を抜き取った

嘘もつき倒した


二人とも全く説得力がない

それでも、それでも教えなきゃならない

悪いと認めた後の生き方を見せていくしかない

魚屋を逃げ出そうとした訳でなく

万引きした子供の親が勤めていたら

魚屋に迷惑がかかるという思いからだった

お菓子屋からの通報じゃなく

見ていた周りが学校に通報したから

お菓子屋も勿論、住所電話番号は聞いたが

娘は覚えていなかった

多分、別居先の住所だと悩んだのと

携帯は長い

自宅も10月に変えたが別居中

そうだと信じてやりたい

けど、嘘をついたことにより

怒られるのが怖かったと思えてしまう

それも多いにあるだろう


昨日は習い事の後の半時間だった

友達と遊ぶ機会もほとんどない

その中でやるのなら、何を信じてやればいい?

だからといって嫌いにはならないとは伝えた


私もやることが多く目が行き届いてない

寂しかったのもあるだろう

ゲーム感覚もあっただろう

他の店でやったシールはどれだったかも覚えていなかった


3年生

まだまだそんなのは先だと思っていた

嘘つきは泥棒の始まりで

泥棒は居直り強盗になり

殺人者にもなる

それも大袈裟と思うなと言っておいた


言えなくさせた私の責任

それはまだこの年齢だから間違いない

パパも考えることがあるのかあまり返信もない

普段の顔を見てないから何とも言えないと

返信はあったが

こうなったのは私だけのせいか?

と苦し紛れの責任転嫁をしたくなるのをこらえた

少しだけ

ただ普通に笑って暮らしたかっただけだと

それは返信した


新しい場所の申し込みも終わり

退去の申し出もした

娘のことを最優先にしているつもりだった

つもりだったんだな


まだこの時期に分かったのは良かったが

それでも初犯ではない

気付けなかった自分が情けない