また失敗 2

(続き)


夫婦カウンセリングとかが出来る夫婦は

ごく僅かとも仲間は言っていた

そして二人が自助などにも繋がっていることもごく僅か

そうらしい

けど、確かにそれはパパに感謝である

嫌々ながらもクリニック足を運び何度かワーカーと夫婦カウンセリングをしてくれた

まだ自分の問題に底をついていなかったら

それは本当に難しい話しだと思う

なのでそこは本当にパパに感謝である


そんな話しもするべきではないだろうが

不動産屋は口外しない職業と勝手に思っている

それと、引っ越し屋が言ったことばだが

引っ越しというのは人生の転記なことが多いと

引っ越し屋にも別居のキーワードで少しだけ身の上話しなど

相手が始めたのでこちらもした

その方も追い出されたと

子供に会うにも職業柄休みも少なく

何より独り身になり身軽だからと

東京から飛ばされてきたとか


そういった職業の方は他人の人生の一部ではあるが

たくさん垣間見ている

だからポロリと話してしまい

今日の不動産屋は8年前に西宮から帰ってきた時に

パパも嫁はんが鬱病でと少し話していたそうだ

そんなこともあり昨年夏に訪ねた時も思い出してくれ

仲介手数料もまけてくれた

今回も預かっている物件だからと

契約は先にしても、引っ越し日からの日割り計算で家賃をもらえばいい

そしてまた仲介手数料も半額くらいにしてくれた

パパが8年前にあの調子で人なつこく

私の居ない(というより退院したてでまだ離脱期間中へろへろ状態)時に

なんやかんや話していたんだろう


夏に訪ねた時も言われたが、私ら夫婦は何とかまたやり直しはるよと

今日、力説した社長さんも
「愛し合ってるから大丈夫やわ」

とかまた力説され照れ臭い限りだった


後は経営者としての心構えみたいなのも

話してはった

私はかなりしっかりしてると言われたが

どうなんだ?

結局、娘のことも何ひとつ見えてなかったではないか

そしてまた暴力だ

殴られたことしか残らないのに


(続く)