秘密基地、最後の夜

秘密基地、最後の夜

今までありがとう

私と娘の隠れ家


8ヶ月と明日で4日

長かったね

2、3ヶ月で自宅に帰るつもりでいた

洗濯機を買った辺りから

少し諦めかけた

けど翌月、パパが底をついた

のんびりこの別居をお金が続くまでやろう

その間はもう少し自立できるように

今度こそほんとの修行だと、そう思って後半年はと

何となく決めた


その後、過去からの私の中の因縁が浮き彫りに

姑は多分、いい人だ

ただ、嫁さんとしては納得いかなかった

それと二十歳の因縁

あの頃の私はまだ泣くんだよ

簡単に見捨てるならば

お揃いのパジャマやお箸を揃えてなんか

出迎えて欲しくなかった

そう泣くんだよ

この時のことが私の中で過去にならない限り無理だった

もう限界だった


多分、悪いのは私だ

普通なら流せる話だろう

見捨てられ不安の強いボーダー故の感情

それでもパパに味方してもらいたかった

その甘えが私を弱くさせていた

鬱になってアディクションまみれになってきた

やっぱり私は飲まない、使わない、切らない生活をしたい

もう酩酊は感情だけでたくさん

これもほんの少しは立ち直りも早くなったし

今こうして、鎮痛剤は時折使うし、ピルで排卵止めなきゃ発情もするが

精神薬は使わずに生活をしてる

11月に頓服使ったきりになっている

8年間

毎日欠かさず

欠かさずどころか多めに飲んだ薬

こんなパワーのいることを使わずやっている

使う頭も殆どわいてこない

ただ自傷はすぐ頭に上る

腑抜けになる引っ越し後が要注意

体の回復さえしたらまたミーティング行く

明日ももし掃除が早く済んだらクリニックには顔出したい

5時起きの娘が持つか謎だけども

でも無理はしない

木曜日から何食わぬ顔して魚屋にいかなきゃだし


私はこの秘密基地でたくさん学んだ

努力も私なりにした

場所もなかなかバレにくくて良かった

駅から遠いから

ほんとに隠れ家だった

部屋も使いやすかったし


ほんとにありがとう

ありがとう

名残惜しいわ

また新しい場所で頑張るよ

さようなら秘密基地