貧乏はこじらせると

貧乏はこじらせると、抜け出せんよなぁ

この『貧乏こじらせる』ってのは弟の表現

なかなか上手いこと言いよる


今日、昼寝を自分に許せば良かったと少し後悔

夕暮れとともに段々情けない気持ちが膨らんできた


旦那は作業服を予備洗いしてくれるようになった

なったはいいんだが…。

何回カッターやボールペンを洗ったことか

私が洗濯機に放り込むなら、ポケットは確かめる

確かめなかった時に洗ったら困るものが入ってた時の被害を考えるから

紙類もなかなか最低なことになる

ボールペンも今回は作業服に色がついていた

でも作業服はどのみち汚れるもんだし

旦那のだしと諦めた

だけど別居解消してからタオル一色、新しいのに取り替えたばかりなのに

新しいタオルにもインクがついていた

それみて

『やっぱりうちは染みったれ』

と思ったら凹んできた

子供ん時からの染みったれてることまで思い出したから


いつまで経っても抜け出せない

安物のごちゃごちゃしたものに囲まれて暮らすのも嫌になってきた


結婚した年(?)のクリスマスを思い出す

百貨店で小さいツリーを買った

私はそれに毎年飾りをひとつずつ買って

増やして行こかと提案した

若いうちに結婚したのと、お互いに元から金持ってなかったから

二人で力を合わせて、努力して増やしていこうって気持ちだった

だけどあの人はたくさん買った

今思えば、努力することにあの人は免疫がないんだな

金がなくても使ってしまう

そこらほんと私も見抜けなかった


今日のミーティングは行けるもんだと思ってた

東京は金曜日に行くと言ってたし

帰りも3時には新幹線に乗るって言ってたから

仕方ないにせよ、こうして不安定になったりはよくする

ふと暗闇に目を向けてしまうから

今までに染みついたものの考え方がそうそう変わりゃ苦労しない

だから歩くしかないんだよな


ひとつ良かったのは娘が友達と遊べたこと

今はその足でそろばんのはず

これから手抜きでもご飯食べさせて

宿題も風呂の尻も叩いて、寝かせなきゃならない

誰も変わってはくれないし


貧乏はこじらせたらあかんよね

心まで貧乏になっていく