恨みのゴミ箱 3

続き


あぁ、母の最近の穏やかさに騙された

被害者意識な言い方だけどな

結局、私がして欲しいことはもらえそうにない

それを思い知ってしまった

母には、私は便利ないろんな恨みのゴミ箱でしかない

感謝もされたり、気遣いの言葉もあるけれど

文句もそれなりに聞く

見返りを求めようとどこかにそんな気持ちがあるから傷つくんで

私ががめついんだろう

母の要求、欲求を、もう最期だから満たしてあげよう

その気持ちだけで動いていたら、何も傷つく必要もなかった

そこに
「こう喜んでくれるかな?」

などの『期待』を含むからおかしくなるのだ

子供の時からずっとのことだし

自分自身、自分で気がつきつつも、旦那や娘に対しては

そういう小さな文句は出してしまう

やってくれてる方は、やりがいないことだろうと思いながらも

結局、母と同じ自分が居て、自分が嫌いになる

改めるにも言わずにおれない性格は、やはり傲慢そのものだ


「『のに』がつくと愚痴になる」

書道家相田みつをさんの書にあったよね

期待せず

見返りを求めず

でもな

私も一応人間なんだ

しかも、中身幼い情けない人間なんだわ

母親に甘えたくもあるし

喜んでももらいたい

映画のソフトも500円と安かったし、急いで買ったら完璧でなかった

完全版でなくカットされてたらしい

私もつい、そういう文句は言ってしまう

何でも完璧を求めてしまうから

くれた人がどんな気持ちになるか考える前に出てしまう

他人様にはあからさまにはやらないが、身内にはダメだわな

甘えなんだがな

身内こそ、一番付き合ってくんだから、感謝しなきゃなのに

でも、舌の根も乾かないうちに文句言ってしまうんだけどね


しかし

今に始まったことじゃないなぁと改めて思う

白黒思考は母譲りか

もう生きてんのって、本当にめんどくさい

いろんな感情が邪魔をする

なんだって、私ばかりが無償の愛を与え続けてんだろな

見返りを求めたから悪いとか

それはそうでもさ

私が思うことって、一般には当たり前のギブ&テイクだろう?

何故に普通がうまくいかないのか

嘆きもするわいな