過去に生きる 3

続き


抗うつ剤との因果関係は精神科の主治医から聞いたけど

完全にそれだけが要因とは限らないのもどこかではわかっている

脳にも転移してるわけだし

季節柄もあるかも知れない

私が風邪を引いて顔を見せなかった不安もあったかも知れない

それでも持って行き場がない感情はこうしてある

受け入れてくれ、よくしてくださってる事実は変わらないのはわかってるし

何より、今まで何年も放置してきた家族が今更ガタガタ言えないのだ

悔しいかな

悲しいかな

放置しかできなかったんだが


強く言ってもしも退院を迫られたら?

今の方がよっぽど困る

余命が残り少なくなって

そうでなくても難しい患者だ

受け入れ先がなかなかない


それでも何か言いたい気持ちはなんだろう?

なんか裏切られた感なんかなぁ?

よくしてくださってるからこそ、なんで安易に抗うつ剤使ったかな?みたいな

入院前の面談でも伝えてきたし

師長にも最初に伝えておいた

だから母の様子が変わってから
「家族さんが言ってたことが行ってるのかなぁ?と思ってお話しを聞かせてもらいました」

とこないだ言われ、受診したんだしな


まぁ自分の思い通りにばかりはいかないのが人生だとスポンサーにも言われてるし

その時その時で考え対応しかないんだが

やっぱりモヤモヤするこの気持ちの正体は、直視しておくのが賢明なんだろう

裏切られた感は見捨てられ感でもあるから

見捨てられてはいない事実も、モヤモヤにうやむやにしたらまた変になるしね


問題は他のところにもあるんだな

何かやれることがあるはずだ!みたいにいつも思ってしまう自分の問題

プログラムで言えば『有力であろうとしている』ってやつか

でも、こちらも追われてる気持ちもあるんだな

やれることを探してないんじゃない?とか、そういうのってなんなんだろう?

後悔したくないエゴなんか?

あかん

迷宮やん

先生には考え過ぎるなと常々言われてるのは迷宮にはまらないようにかもだが

やっぱり自分の感情が怒りだけで感じてたら、いつまで経っても暴れる奴だしなぁ

難しいよね、兼ね合いって


とにかく絶望した当時を今生きてしまってるんだろう