寒さが身にしみる 2

続き


どっちでもあり、どっちでもないのかも知れない

ただ、私を含め周りの人々を見る限り

ずっと被災地の情報を見続けることが出来なくなっている

これもまた自分の心の安定には必要なことだからと思う

あまりにシンクロし過ぎては、目の前の生活が出来なくなるから

だから今尚、毎日延々とネットで会見を見ている旦那が異質に感じて仕方ない

東京に仕事に行くからというだけでなく、ネット依存の現れか?


別居前からもあったけれど、別居解消からも夜中までオンラインゲーム

あまりに酷くうるさいので、娘の部屋に回線を引っ張らせた

戻ってからそろそろ2年

未だに前に進んでいない

たまにGAには行くけれど、私が促さなければ行かない期間が増える

私も今、ミーティングは2ヶ月から行けてないのだけど、仲間との繋がりは切ってない

ミーティングの変わりにはならなくても、クリニックへの通院、カウンセリングで

自分が何者かは忘れないようにしている

旦那はまだまだ、治療に自主性がない

待つしかないが、これ以上の変化を期待するには

後10年?くらいの気持ちでいなきゃならないのかも知れない

10年経っても変わらない可能性もあるが

10年経ったら、私らも50の声が聞こえる

娘も成人している

こういうことも私は不安になる

支払いに追われて自転車操業な生活が、一生終わらないのでは?と

今も震災直後と変わらない勢いで、ネットで延々と情報を見ている旦那に感じる将来の見通しのなさ

震災の被害は甚大で、何も解決していないにせよ

前を向いて歩くことも、何も出来ない自分らの出来ることだと思うから

止まったままに見える旦那に、個人的な話しになってるけども

やっぱり私が望む安定した暮らしはまだまだ遠い現実も見せられているように思えてならない


日本の人口は減少している

不景気が改善しない要因のひとつになっているとか

そりゃ、買い手が減少していたら生産しても売れないもんな

収入が上がる見込みが薄い中、どう生活を立て直したらいいのか?

そういう私達の現実を、旦那は見ようとしていないように思えてならない


続く