けっ!

仕事の契約更改の話し合いは明日なんだが

係長に書類を出しに行ったら声をかけられた。

係長が今日かと勘違いしてたとか。

だけどちょっとだけ係長席の前で立ち話。

私が1時間延ばすなら、仕事はあるんだそうな。

人事はああいってても、外に持ち出す仕事じゃないし大丈夫とか。

ムカついたまんまなので、「仕事があるかないか聞いてから確定しようと、まだ1時間延ばすとは決めてません。」

ともったいぶっておいた。

まぁ、仕事があるならここまで私も言ったんだし

延長するかな。

終わり時間を1時間延ばすのならなんとかなるやろ。

ちょこちょこ出掛けられるようにはなったし。

とはいえ、明日の話し合いまでにきちんと考えないと。

と、高慢な考え方をしてやろ。


係長が午後から私の仕事の物量を確認にきた。

「この仕事、20件くらい?」

私の契約書に添付する資料にそう書かれているからなんだが

ほんまなんも見とらんな。

毎日どっさり書類を席まで持ってきて、1時間〜1時間半

多い時なら2時間は12桁〜16桁の番号をひたすら

テンキーを叩いて入金の書類と分けるのだが

20件て3分で終わるし!

「ちょっと数えて掛け算してみます。」

後は正担当者にも確認。


「正担当者と意見が一致したのは500件くらいです。」

「20件て書いてあるのは前のデータかな?」
「そしたら200件くらいかな?」

「最初は手が遅かったし全部は見るように言われてなかったですが
それでも100〜200件はありましたよ。」

「今は500件くらいです。」

「今の時期多い?」

「普通です。年度末とかその後の仕事に手が回らなくなったりしますから。」

「スピードアップしたんやね。」

と笑っていたが、こっちは内心

『ふざけるな!』

である。

前の席のおっちゃんにも笑って怒りを表したった。

「シュレッダーしてるところしか見てないか?」

と。


いやいや、帰ってからも腹立ちながら(どんだけ何にも見てないんだか)

『1時間半かけて20件処理する方が難しいわい!』

と思ったらアホらしくもなってきた。


指が短いから隣のキーに他の指がすぐに当たってタイプミスは多い。

だから健常者よりは遅いだろうが、テンキーくらいは正社員の時から見ずに叩ける。

久しぶりに今の仕事に就いた時も、すぐにそれはまた出来るようになった。

文字入力はそうはいかないので遅いが。

しかも私は仮名入力で正社員の時に覚えてしまってて(社員がその方がいいと言ったから)

ローマ字入力を覚え直してはいるが、文字入力自体あんまりないから早くならない。

それにしても、ほんまになぁ。

肩凝り頭痛まで起こしながら、何を頑張ってきたんやろう…。

ほんまアホらしくて話しにならん。


昼休みは同居に愚痴った。

我慢出来ずに卑屈になった発言も。

「障害者と区別するならはっきり言えばいいねん。」

って。

派遣さんやバイトさんも居たけどね。

まぁ、ずっと黙ってきたんだもん。

大人気なくてもいいや。

それに健常者にはどれだけ言っても負け犬の遠吠えだからすぐ忘れるだろうし。

私みたいなビョーキ人間じゃないから、人の話しはいちいちずっと覚えてないもんな。

私は20年来の恨みになってるけど!

それでも雇ってもらってるだけ感謝しなきゃね〜。

↑って、これっぽっちも思ってない感じやけどな。


やっぱり役職は物量も仕事内容も知らないままだったか〜。

予想はしてたが、ほんま呆れた。

私は本来ここまで障害者ということで卑屈やなかったんよ。

あの会社に入社して、事あるごとに区別されてきて

謙虚になんか悔しくてなれる訳もなく

こうして卑屈な障害者になった。


別居中にバイトしようと応募して、書類選考は問題なく通って

いざ説明会の段階で、人の目に触れると驚く人もいるからと

説明会すら出られず帰った。

後から

「履歴書返せー!」
「交通費支給しろー!」

と気がついたが、その場は自分が障害者ということが恥ているし


恥ていることを悟られないよう取り繕うのに気を回す。

だからそういうことを後から思って悔しくなる。

その場で要らぬショックを受けないようになるには

まだまだ修行が足りない。

と言っても、今の仕事を辞めたら、もう二度とどこにも働きには出ないつもり。

銭は欲しいが、こうしてしょうもないことで傷つくのは懲り懲り。

今まで闘いの姿勢ばかりだったが、もう逃げるもんね〜。

負け犬で結構。

最初から負けの決まった勝負はもうしないだけ。

アホはアホなりに生きてんだ。

ほっとけ!


それでも完全に割り切れない怒りや悔しさがある。

家にいればこの問題で傷つくこともない。

社員で今時の障害者はしたたからしいが

私は親にそういう育てられ方をしなかったのは

ある意味悲劇かもな。

障害者として甘えちゃいけないが過剰過ぎて、健常者と張り合ったから。

健常者の社会なのに。

企業としては障害者を雇用した時点で利益はある。

それを欲を出して仕事をしなきゃといつもなって

後から現実を見てはひっくり返る。

私という人間を見て雇用して、評価してくれたのは魚屋さんだった。

体がつらくなかったら自分も好きな仕事だったんだけど。

まぁお金儲けにも欲をかいたから痛い目を見たんだな。


しかし、無責任にも(と卑屈だから言っておく)

「あなたは仕事した方がいい。」

と言った人達にもこの悔しくて傷つくのが怖い気持ちはわからんのだよな。

多分、私という人間を見て仕事した方がと言ってくれたんだけど。

やっぱりそれは企業には関係ない話しなんだわ。


とにかくずっと卑屈なまんまである。

我慢して我慢してきたけど、とうとう同期その他の人の前で毒を吐いたし。

やっぱりおうちに引きこもって、断捨離に励む方がいいわ〜。


生理も終わりかけなのに、ずっと寝不足。

ほんま1時間延ばすかもとか言わんと黙ってたら良かった。

そしたらまた傷つくこともなかったのにね。

一番アホは私だな!