パパのアホんだら 1

月曜日の夜
 
私は抗鬱剤と間違って眠剤にと処方されているデパスを飲んでしまった
 
なのであまりよく覚えていないのだが、パパがまた崖っぷち生活をしている
 
ようなことを漏らしていた
 
「明日、歩いて会社に行くから早く起きる」
 
そんなことを言ってたと思う
 
 
会社まで車でも電車でも20〜30分くらいかかる
 
歩くとだいたい1時間半らしい
 
今までにも何度か歩いて帰宅した事がある
 
つか、昔々、私と結婚する前、梅田で飲み会があり
 
終電もなくなりタクシー代も持っていない
 
パパは梅田から奈良の実家まで歩いて帰宅した
 
「何で金貸して言わんかったん!?」
 
とあの時はさすがに言った
 
てか、会社まで歩いて会社に泊まる方が近かったのに
 
 
んで、朝になって早朝覚醒していた私はパパを起こそうか迷ったけど
 
私の携帯のアラームが鳴る7時までほっといてやった
 
起きてから
「今何時?うわ!!もう会社いかな!!」
 
と慌てて朝ご飯も食べないと言う
 
結局
「10円貸して」
「そしたら電車乗れるから」
 
で、貯金箱から出して渡した
 
パパは
「今日帰るの遅くなる」
「歩いて帰るから」
 
と言う
 
やはり昨夜のは聞き間違いでも夢でもなかった
 
 
私はお金を出すべきかどうかかなり考えていたが、考えているうちに
 
パパは家を出て行った
 
 
またしても娘がプールに行くまでに二度寝
 
なんとかかんとか起きてクリニックに電話
 
ワーカーに相談した
 
「私が定期を買って渡すのもどうかと思うし…。」
 
の言葉に
「それでもいいんちゃいます?」
「そのことがストレスになってはるんでしょ?」
「今は信用できないから買ってきたと言って渡しはったらどうです?」
「それからガソリン代が毎月いるならそれを入れた生活を考えないと
いけないし、そうなると旦那さんとよく話し合われた方がいいと思います」
 
先週のクロスの後の雑談で看護長にも
「このまま黙っとく?」
 
と投げかけられた
 
結局、答えが出ず放置していたが結果コレ
 
 
(続く)